ThinkPad X60 のレビュー 古いけれど最も使ったモデル(外観編)

今はもう中古で2万円もしないモデルだが、とりあえず古いモデルから載せていくという事で、ThinkPad X60のレビューを最初に載せてみる。



ThinkPadをメインPCとして使い始めたのは2006年〜2007年頃から。

なので昔からのユーザーにしてみるとそれ程古いモデルから使っているわけでないが、それ以降ずっとThinkPadを利用しておりそれなりに数は触っている。

その中でも最も使用時間が長かったのがThinkPad X60。

XP、Core 2の世代なので今に比べるとパフォーマンスはやや低めだけど、普通に使う分にはそこそこ快適に使えており、操作性も良い・・そういった理由から余計に離れられなかったのかもしれない。(欠陥らしきものがあるモデルだが)

現在はX230を使用しているが、古いモデルから順に載せて行く予定なので、まずはX60の内容からふれていきたいと思う。








天板の様子。
見ての通り沢山傷が付いており、ボロボロ。

最後の方はあまりにもボロくて外に持っていくのが恥ずかしく(笑)、それでも家でしつこく使っていた。パフォーマンスが悪いとかだったらすぐに変えたと思うのだけど、そうでもなかったので・・




IBMのロゴ。
確か次辺りから、IBMの文字がなくなったと思う。

昔からのユーザーの中にはThinkPadがレノボに移った事を快く思わない人もいるけれど、私はレノボに移ってからThinkPadを使い始めたので特にその辺にこだわりはない。

逆にレノボのユーザーフレンドリーな所、社員の人柄など、昔よりも良いイメージを持っている。安さを追求する事は下手すると品質低下にも繋がり兼ねないけど、昔からの価格で今生き残れるかというとそうでもないと思う。



左側

排気口、USB2.0、VGA、LAN、SDカードスロット。



前面


前面右寄り

前面には無線LANのスイッチと開閉ラッチ。
ラッチはツメを引っ掛けるタイプで、最近のマグネット式のモデルとは違う。



右側

赤外線、IEEE1394、USB2.0×2、マイク入力、スピーカー出力、HDDベイのカバー、モデム、ACアダプター、セキュリティスロット。
今ではないポートも幾つか見受けられる。






12.1インチXGA(1024×768)の非光沢パネルを搭載。
解像度は高くはないが、今より縦長で使い易かった。








キーボードは7段配列のスクエア型キーを使用。
最も手の触れる部分で、最もボロボロになった場所・・

キーボードは簡単に換える事が出来るけれど、その頃には既に筐体が古くなっていたため、もう換える必要はないだろうと換えなかった。

私はこのキーボードがいまだに最強だと思っているが、今のX230も使い慣れるととても易く感じるようになったため、慣れもあるかも。




お椀型に沿っていて指になじみやすい形のキートップ。
ストロークも結構深く軽快な打ち心地。




カーソルキーも使いやすい。

カーソルキーの両隣にあるのは履歴をたどるキーで、ウェブやフォルダなどの閲覧時、マウスで画面をクリックする事なくウェブやフォルダの履歴を行き来する事が出来る便利なもの。

ただ、ブログなどの文章をブラウザのフォームなどに入力している最中、うっかり押してしまって画面が前のページに戻ってしまい、入力した文章が全て消えてしまうという悲劇が何度かあった。(なので、エディタで下書きをしてから入力する癖がついた。それは今でも)

悲劇が起きたときにはこのボタンがここにあることを散々罵ったが、X230ではそのボタン自体が無くなってしまった。なくなってみて、今さら便利なボタンだったなあと思う始末。

今はPgUpやPgDnが配置されているのだけど、未だに履歴ボタンを押すつもりでそれらのボタンを押してしまう事がある。




ちなみに右側のパームレスト付近には無線LANモジュールが配置されているのだが、X60はここの排熱がうまくなく、かなり筐体に熱を持つ。

次モデルのX61は筐体はあまりかわっていないのだけど、横に小さな排気穴が設けられるなど改善されている。

一体どのくらい熱を持つのかという事だが、多分負荷をかけるとCPU温度は80度を普通に超えるくらいではなかったかと思う。

夏場などは対策をしないと熱でマシンが止まってしまうことがあった。ので、PCクーラーを常時使用していた。




液晶左にはX60のロゴ。




トラックポイントと指紋センサー。
実は私、数年のThinkPadユーザーでありながらトラックポイントの操作が余り得意ではない。

というか、得意じゃないと思って使わないから余計になれないのだろうが、ほぼマウスを使っているので問題なし。旅行などにも必ずマウスを持っていく。




WindowsやCPUのロゴシールは既にはがれてしまった。






液晶は完全に水平な状態にまで倒す事ができる。
これは今のX230も変わらない。

液晶が自由に動かせると、外出時などに便利。膝の上に置いて作業などをする場合、液晶を見下ろすような姿勢で作業する事になるのだが、液晶の可動性が良いと画面をまっすぐ見る事ができて使い易いのである。






バッテリーは、後から買い足した8セルのバッテリーを搭載。
元々4セルのバッテリーが搭載されていたと思うが、記憶が定かではない。4セルのバッテリーはある日突然死んでしまい、使えなくなったので急遽8セルのものを買い足したのである。




中央にはメモリスロット。
DDR2の2GBメモリが2枚挿入されている。

元々1GBであったものを、あとからメモリを買ってきて増設した。ただOSが32bitなので、4GB積んでいても3GB前後しか使えない。




側面にはHDDベイ。
こちらも元々40GBであったものを、500GBのHDDに換装。

SSDにすればかなり快適に使えたと思うが、この頃のSSDはそこそこの容量でも非常に高価であったため、SSDは考えなかった。



次ページではX60の性能面について簡単に触れてみたいと思う。






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