X230 SSD化する前と後の性能を比較(6)

購入した直後のX230の性能と、SSDを搭載し、さらにメモリを追加してアップグレードした後のX230の性能を比較してみたいと思う。



これまでの経緯を要約すると、購入直後は320GBのHDDと4GBメモリという内容であったX230だが、320GB HDDはそのままに128GBのmSATA SSDを追加、さらにメモリを8GB×2の16GBにアップグレード。

起動ドライブが128GB SSDであるため、アップグレード前と後とでは比較にならないくらい高速になった。元々あったHDDはデータ保存のドライブとして使える為、容量の面でも困る事はないだろう。

以下、その前後に行ったベンチマークの結果である。



まず、アップグレード前のエクスペリエンスインデックスのスコア。



これでも十分に高性能ではあるのだが、ストレージがHDDであるため、速度面で不満が残る。




一方でアップグレード後のスコアはというと・・



メモリとプライマリHDDのスコアが飛躍的に向上。
SSDとメモリを追加した効果がそのまま出ている。




次にディスク性能。


アップグレード前


アップグレード後

ディスクのスコアも倍かそれ以上の数値になった。
最近のSSDにしては平凡なスコアだと思われる方もいるかもしれないが、それはmSATA SSDをHDDベイではなく、SATA2に対応したmSATAスロットに搭載したためである。

SATA2では3GBの速度が限界であるため、SSDの性能を生かし切る事ができないのだが、それでもHDDとは比べものにならない速度だ。



アップグレード前


アップグレード後

CrystalMark 2004Rのスコアも、メモリとHDDの数値が大幅に向上している。
グラフィック性能も若干上がっているようだ。




そしてFF14のベンチ結果。左がLOWのスコアで、右がHIGHのスコア。


アップグレード前


アップグレード後

やはり、こちらも若干ではあるがスコアが向上している。
追加したのはSSDとメモリだが、全体的にパフォーマンスが向上したようだ。




以上のように、アップグレード前と後では大幅にスコアが変化した。特に、SSDの追加による体感速度の向上は目覚ましいものがあり、スコア以上にパフォーマンスの向上を実感している。

似たような構成は購入時のカスタマイズなどでも選択できるが(起動ドライブをmSATA SSDに設定・・は無理だが)、自分で市販のパーツを購入してきて追加するのとは、コスト面で雲泥の差がある。

ストレージの換装は若干手間がかかるが、メモリの追加などは初心者でも行えると思うので、少しでも安価に性能を上げたいという方には購入後のカスタマイズをおすすめしたい。

ただし、トラブルが起きた場合は自己責任となるため、換装などに慣れていない方は慎重に行った方が良いだろう。(当サイトを参考に換装等を行い、トラブルが起きたとしても責任はとれないのであしからず)







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