ThinkPad X201sをレビュー X201の軽量版となる12.1型モバイル

ThinkPad X201sは、2010年の3月に登場したモデル。



前の記事にX201を掲載しているが、X201sはその軽量版となるモデルでX201が約1.41kgであるのに対し、X201sは最少で約1.17kgと非常に軽量に設計されている。

最近のThinkPadの中では最も軽いノートPCだといえるのではないだろうか。





ThinkPad X201s。
見た目、他のXシリーズと全く変わらなく見えるが、筐体がX201よりもやや薄めに作られている。

画面が12.1型WXGA+(1,440×900)と高解像度。
今のX2xxシリーズにはないものである。






左側面には電源コネクター、USB2.0、VGA、LAN、Powered USB2.0、ワイヤレスLANのスイッチを配置し、右側面にはUSB2.0、ヘッドフォン出力、マイク入力、モデム、HDDベイを配置。




前面にはカードリーダー。
インターフェースの内容はX201とほぼ同じなので、取り立てて書くこともない。




キーボードも全く同じ。




写真のX201sは、2010年の夏に秋葉で開催されていた「レノボ祭り」で撮ったもの。
約1.2kg〜のポップが張られていた。

今軽量のXシリーズというと、UltraBookのX1 Carbonが存在するが、重量は約1.36kgとそれ程軽くはない。

14型だということを考えると十分軽いといえるのかもしれないが、個人的には11〜12.5型位の大きさで超軽量モデルを出してもらえると嬉しかったりする。





簡単に構成と性能に触れてみる。
今回のX201sにはCPUにCore i7-620LM(2.0 GHz〜2.8 GHz)、QM57 Express チップセット、2GBメモリ、5400rpmの320GB HDDが搭載されている。





低電圧版のCore i7搭載とはいえプロセッサのスコアはやや高め。
だがグラフィックスは3.2と低く、性能が高いとはいえないように思う。

ビジネスモデルなのでゲーム向けのようなグラフィック性能は必要が無く、用途的に考えれば十分な性能なのかもしれない。

ただHDDなので、体感速度はかなり遅く感じる。
もちろん遅く感じるのは最近のPCに慣れてしまっているという理由もあるだろうが、できればSSDを搭載したいところである。



ちなみにこのThinkPad X201s、中古品でも未だに高値で販売されているものがある。

私自身は、今さらこのPCにそれだけのコストをかける気にはならないのだが、多分解像度の高さや7列のキーボードなど、今のXシリーズにはない魅力を感じるユーザーも少なくないのだろう。





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