ThinkPad X121e レビュー 11.6型の小さなThinkPad

2011年12月頃に登場(発表)したThinkPad X121eについて簡単に触れたいと思う。



この製品は、11.6型の液晶を搭載するXシリーズのノートPC。

Xシリーズというと12.5型のノートPCが思い浮かぶが、X121eはそれよりも小さなThinkPadという事で、かなり注目を集めた製品である。

といっても、Xシリーズと同等の製品というわけではなく、どちらかというと廉価版といった感じのシリーズで、その分安価に提供されていた記憶がある。携帯性も、12.5型のXシリーズに比べると若干だが重かった。





天板は他のThinkPadシリーズとほぼ同じ。
マットなブラックの天板を採用している。






左右側面には、VGAやHDMIポート、USB2.0ポート、LANポート、ヘッドフォンとマイクのコンボジャック、SDカードスロット、USB2.0ポート(充電機能有)、USB2.0ポート、電源、セキュリティロックスロットを搭載している。

モニタ出力にLAN、USBポートが3つ・・と小型ではあるがそれなりにインターフェースは充実している。






前面と背面にはなにもない。




キーボードは当時の定番ThinkPadは7列のキーボードを採用していたが、X121eは6列キーボードを採用。

とはいっても、Edgeのようにファンクションキーにデフォルトで輝度調整などの機能が割り当てられている事はない。ファンクションキーの動作は標準的である。

一体型のタッチパッドが小さく、少し使い辛かったように思うが、全体的な操作性は悪くはない。




液晶は11.6型HD(1,366×768)の非光沢パネルを搭載。
特に綺麗な液晶でもなんでもないが、この製品には必要にして十分な質の液晶である。




底面から、内部にアクセスできる。

HDDベイや無線LANモジュール、メモリなど大抵のパーツにアクセスする事ができるようになっており、メンテナンス性はかなり良い。

特にHDDやメモリを自分で追加したり換装するユーザーは多いだろうから、これは便利な仕様である。




外観の次に、性能面について簡単に触れてみたいと思う。

掲載モデルの構成は CPUがCore i3-2357M、メモリ2GB、250GB HDDという内容。X121eにはインテルのCore iとAMDのCPUを搭載したモデルがラインアップされており、これはその前者というわけである。

















HDDがやや遅めだが、構成的にこんなものである。
速いとはいえないが、負荷の高くない作業であれば普通に使える。

HDDをSSDに換えれば、かなり快適に作業が行えるはずなので、換装等されたユーザーは多いのではないだろうか。




ついでにバッテリ駆動時間も計測してみた。



bbenchで計測して、バッテリが100%から5%までになるまでの時間は約6時間半。bbenchの設定はキーストローク出力とWeb巡回をオンし、液晶の輝度は中間まで下げている。

使い方にもよるが、6時間も持てはまあ普通に一日使えるのではないだろうか。




11.6型でありながら12.5型のXシリーズよりもやや重い・・という所が欠点ではあるが、価格がかなり安かった事を考えるとそれも許せるだろう。

性能もHDD搭載だとちょっとストレスを感じる場面もあるだろうが、SSDに換えればかなり快適に作業ができる。

安価でそこそこ使いやすく、ThinkPadの操作性や堅牢性を持ち合わせているという点で、他にはない魅力を持つ製品だと言えるだろう。





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