ThinkPad X240s と X240 どちらが買いなのか

数日前、ドイツ ベルリンで開催の「IFA2013」でThinkPadの新モデルが幾つか発表された。


これはThinkPad X240s

既に日本ではT440s、X240s等の「s」のつく薄型モデルが販売されているが、そうでないモデルはまだ登場していないため、その行方が気になるところだ。

特にX240s(X240sのレビューはこちら)と同シリーズのX240の内容が気になる。sが付くマシンは薄型モデルという意味を持つが、では薄型でない通常モデルと比較した場合にどのような違いがあるのだろうか。




以下、発表されたThinkPad X240のスペックシート(クリックで拡大)である。



余り詳細には載っていない事、またこれは一部の構成であって全てではないが、見た所X240sと大きな違いはないように見える。

12.5インチの液晶はHD以外に、フルHDやタッチの有り無しを選択でき、CPUは第4世代Core i7まで、ストレージはHDDとSSDを選択可(HDDは最大1GBまで)、最大8GBのメモリやバッテリの内容も同じようである。

WWANの構成は海外ならではのもので日本向けのモデルには用意されないと思うが、X240とX240sは今わかる限りでは殆ど同じと言ってよいのではないだろうか。

唯一異なるのが本体の厚みで、X240sでは厚み17.7mm〜19.7mmであったところがX240では20mmとなっている。但し両モデルの重量は約1.34kgと同じであり、厚みの違いが何によるものなのか良くわからない。



私は、X240にはもしかすると標準電圧版のCPUが搭載されるのではと考えていたのだが、スペックシートの中でX240の事をUltrabookだと謳っており、あまり期待は出来なさそうだ。

その代り、バッテリ駆動時間は旧モデルと比べるとかなり長いだろう。





個人的には薄さが最大の違いであるというのなら、X240sが買いではないかと見ている。

若干X240よりもX240sの方が価格が高くなると思うが、頻繁に携帯する事を考えると、薄型マシンを選択するメリットは大きいだろう。重量が同じでも薄いというだけで、携帯性は大きく変わる。

しかし、X240では標準電圧版のCPUが選択できたり、バッテリの取り外しができるなどX240sにはない要素があるかもしれない。ただX240sを厚くしただけのモデルなんて売る意味がないと思うので、その辺りの詳細な仕様が気にかかる。

日本での販売がアナウンスされているわけではないが、海外では10月末頃から1099ドル〜(約11万円〜)での販売が予定されており、日本もそれに続いて発表・販売が開始されるのではないかと思うので、詳細な内容の発表を待ちたい。





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