ThinkPad X230 購入レビュー 抜群に使いやすい12.5型のモバイルノート(1)
昨年(2012年)、ThinkPad X230を購入した。現在私がメインに使用している12.5型のノートPCである。
元々ThinkPadは優れた操作性を持ち合わせているが、単なる謳い文句ではなく本当に使いやすいと思う。 使いやすいからこそ、ずっと使い続けているのだが、最近のThinkPadはバッテリ駆動時間も伸び、さらに性能も良い(これはThinkPadだけに限った事ではないが)とあって、他のPCを使えないくらい使用感はとても快適である。 そういうわけで、今回のX230に関しては基本的な事柄に加え、どういった部分が使いやすいのか、またX230に行ったパーツの追加や換装など自分自身の記録用として、より細かくレビューしてみたいと思う。 購入したのは確か2012年の6月。発売されて間もない頃である。 納期に時間がかかるのではという懸念があったが、購入手続きをして1週間後位に自宅に送られてきた。嬉しい誤算である。 小さいサイズの製品だと、箱の中に箱・・という感じの梱包がされている事もあるが、購入したX230の箱は、サランラップのような、粘着性のあるビニールでぐるぐる巻きにされていた。 箱が増えると鬱陶しいので、このくらいの梱包が良いと思う。 箱から出したX230を手に取ってみて思った事は、12.5型だが軽く小さいという事。 といっても、どちらかというとThinkPad X230は一般的な12.5型のノートPCとしては小さくも軽くもないのだが、過去の製品に比べると、全体的にスリムになり軽く感じる。 ちなみに重量は、本体のみで約1.38kg(実測)だった。 天板のデザインは、これまでと同じ。 地味などと思うユーザも中にはいるのかもしれないが、統一されていて良いと思う。 液晶は12.5型ワイドHD(1366×768)の非光沢液晶。 解像度がこれしか選べない所はやや残念ではあるが、IPS対応の有無や無線アンテナの数などを選択できる。 もちろん、IPSは今回のモデルに追加してある。 視野角が広く、明るく、快適に利用する事できる液晶である。IPSのオプションはそれ程高いものではないので、予算に余裕があるのならば是非とも選択をおすすめしたい。 筐体左右側面の端子類は、左側がUSB3.0、VGA、Mini-DisplayPort、USB3.0、無線LANのスイッチという内容で、右側がメディアカードスロット、USB2.0(電源機能有)、LAN、ヘッドフォンとマイクのコンボポート、セキュリティロックスロットという内容。 電源コネクターは背面側で、前面側には何もない。 HDMIなどがないのは、やはり企業向けの製品だからだろう。私は特にHDMIなどは必要としないため、全く問題ない。 キーボードは新しい6列のキーボードである。 当初、製品の発表時にこれを知った時は何気にショックを受けたのだが、実際に使い始めると特に問題はなく、今ではすっかり慣れてしまって「使いやすいキーボード」になってしまった。 ThinkPadを初めて使うようなユーザーにも、親しみやすいキーボードだろう。もちろんキーの配列などが変化しても、キーの打ちやすさには代わりはない。 ただ、タッチパッドは自分には少し使い難い。 ボタン一体型だからという所が大きいのだが、いつもマウスを使って操作をしているため、特に問題に思う事はない。マウスがなくても、トラックポイントという選択肢もある。 底面部。 中央にメモリのスロットカバー、その上にバッテリとドッキングコネクター、そして側面にHDDベイ・・といった具合に、従来のXシリーズと変わらず、メンテナンス性の非常に良い筐体構造を採用している。 最近の定番のThinkPadは、前に比べるとかなり安くなったとはいっても、ビジネス向けのしっかりとしたモデルであるため、低価格シリーズに比べると高め。だが、HDDやメモリなどの追加や換装がしやすく、その辺りでコストを抑える事ができる。 もちろん、私もメモリの追加など色々行ったが、それはまた後の記事で触れたいと思う。 最後に、今回購入したX230の構成は以下のような内容である。 勿論購入時は、クーポンを利用している。 X230(X230iは省く)の中では、ほぼ標準構成に近いモデルを選択した。 (IPS液晶の追加や、HDDを5400回転ものから7200回転に変えるなどの微細な変更は行っている) ここからどう変わっていくのかは、また後の記事で詳しく触れたいと思う。 |